その壱





亜細亜最大の都市、上海。
そこには古き良き時代の伝統を偲ばせるものと、
時代の最先端を行く建物群が互いに一歩も譲らずに主張し合って、
不思議な光景を生みだしていた。

おそろしい勢いの都市開発と、
片隅に追いやられながらも、したたかに生き残る前時代。

新しいものと古いものとがせめぎ合い、
混沌の中でバランスを保ちながら奇妙な調和をみせる大都市。

それが、通りすがりの旅人から見た上海という街だった。


旅絵巻 INDEX
■観光スポットあれこれ
食と観光
■お気に入りの場所
■中国人とコオロギ
■ガラクタ陳列場
■上海のレストラン
■市場、覚え書き
■お終いに


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いざ、早朝太極拳に参加! ・・・が、しかし。


            



2004年 6月13日 午前1時過ぎ 飛行機は上海空港に到着。
中心街から離れた旧フランス租界近くのホテルにたどり着いたのは2時を回っていた。

と、ここで嬉しい出来事。
私たちの参加したツアーは、いわゆる
サンキュッパの激安ツアーだったので、
どうせ宿泊ホテルもそれなりのオンボロであろうと覚悟していたのだが・・・あにはからんや!

新しくてきれいな中級ランクのホテルに、部屋はリビングが一つ付いている広々とした
セミスイート。う、うわ〜〜ぉ、やったぜー!

しかも、現地ガイドさんの親切な計らいで、私たち夫婦は翌日の観光ツアーを免除と
いうことになった。つまり、完全なフリープランに変更。

ラッキー二連発〜〜♪ わっはっは

ま、これも日頃の行いが良いせいでしょう。 
なんて、私らバカ夫婦は手をとって喜び合った(変)

で、そそくさとシャワーを浴びて就寝したのが午前3時前。

翌朝は6時起きして手早く身支度を整え、夫をホテルに置いて近くの公園にGO!
ふっふっふ、早起きは三文の得さ(っていうか、あんまり寝てないけど)

・・・というのは、
中国や中華圏の国々は、早朝の公園で市民グループが太極拳を行うのがお約束なのであります。
まだ、太極拳を習いだして半年目の私ではあるが、本場の太極が見られる絶好の機会を
逃してなるものかとばかりに、鼻息も荒く乗り込んだというワケ。

それにあわよくば、台湾旅行の時のように、市民のみなさんと太極拳交流も
できるかと密かに期待して。

しかし・・・ここで、予想外の出来事に遭遇してしまう。

詳細は省くが、結果として太極拳交流は出来なかった。
なぜなら、現地のお年寄りに拒絶されてしまったから・・・。

むろん、軽い拒否の態度ではあったけれど、私が日本人と分かった途端、
にわかに態度が豹変したのが悲しかった。


後々考えてみるに、それはその人の年齢からみても、
おそらく戦争中の嫌な記憶による可能性がひじょうに高いと思われる。
そういう体験から、大陸にはニホンジン嫌いのお年寄りも多いとは
以前から聞いていたこと。

戦争の傷跡は、まだ生々しく人々の心に残っているんだね。

もし、そうだとしたら、ごめんなさい。それは私の国が悪い。
対不起(ごめんなさい)・・・。

ちょっと、涙目。

だけど、そのくらいでへこたれるようなヤワな神経じゃないのだ。私は。
思いもかけない出来事には遭ったけど、早朝の空気を胸一杯に吸い込んで気分爽快。
気持ちの良い汗もたくさんかいた。

明朝も絶対に公園へ来るぞ〜〜! と固く心に誓ったりしてね。



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そいつはべらぼうだぜ!






朝食後、ホテル近くの衡山路にある茶藝館に入る。古くからあるような
雰囲気の良いお茶屋だった。

私たちは、飲みたいお茶を選んで「お菓子とフルーツ付きセット」を注文した。
ところが・・・運ばれてきたフルーツは大きな皿にてんこ盛り。
西瓜に縦長のプチトマト、それに瓜。よく冷やされていて旨かった。
けれどね、量が多すぎるってば、軽く4人前以上はある(汗)

でもって、それ以上に驚いたのが、このお茶菓子セットのお値段。

中国元で1元は日本円にして15円。
で、なんと代金は143元!!(2145円)

いや、日本の感覚で考えればフツーの値段ではあるが、ここは中国なのだ。
上海市民の平均月収はおよそ1000元(15000円)
100元出せば、小ぎれいな街のレストランでたらふく旨い料理が食べられる。
そんな物価の安い国なんだよ、中国は。それなのに・・・(呆気)

どうやら、中国でお茶を飲みに茶藝館に入ることは、贅沢な楽しみに属するらしい。
う〜〜ん、それにしても、頼んだお茶も(なんとか言う緑茶)
美味しくなかったしな。。。ガックリ


おまけに、その日は日曜日で銀行関係は休み。日本円を両替できる場所はない。
ホテルで両替できなかった為に、手持ちの中国元は300元足らず
つまり、そのお茶代で一気に手持ち金が半分に減ってしまったわけなのさ。
ははは・・・は(倒)




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